「海と山と季節の中で」
令和4年弥生(やよい)の5日
山義の食材コンシェルジュ兼ブログ編集長です。
季節の食材のあれやこれやミニ知識をプロの目線でご紹介いたします。
皆さん、今日は何の日かご存知でしょうか?「啓蟄(けいちつ)」と呼ばれる日なんですって!土の中で縮こまっていた虫(蟄)が穴を開いて(啓いて)動き出す日のことだそうです。つまり、我々日本人が「さぁ!春になったから働くぞ!」と意気込み始める日と解釈できそうですね!(日本文化いろは事典参照)
我々「和」の食材会社にとって、3月中旬から桜が散る頃までの「春弁当」や「花見弁当」に使用される食材のナンバーワン商品が「三色団子」です。お弁当屋さんで見かけられた方も多いのではないでしょうか?
この「三色団子」の串に刺されているお団子の色の順番には意味があるんですよ!桜が咲く順番を表現しているんです。一番先のピンクは桜のつぼみを表し、真ん中の白は満開の時の桜の花、次の緑は散った後の葉桜の様子を表しています。(所説ありますのでご注意)
桜餅も良く使用されていますが、関東と関西で桜餅に大きな違いがあるのをご存知でしたか?関東は小麦粉の生地に餡子をつつんでいるので、ピンク色のクレープみたいな感じです。関西は道明寺粉(蒸したもち米を干して粗目にひいた食品)を使っています。
さらに関東と関西の違いに関して言うと、約半数の関東の方は桜の葉っぱを剥がす(食べない)のに対し、関西の約8割の方は葉っぱも一緒に食べているというデーターがあるとか・・・。
ちなみに、この桜の葉は抗酸化作用があるので活性酸素による老化対策に役立つそうです。他にも、血液をサラサラにする働きや抗菌作用、ホルモンバランスを整える働きなど健康にうれしいことが色々あるので、お弁当に桜餅が入っていたら葉っぱもお召し上がりください。
それでは、次回まで「おいしく!たのしく!よろしく!」
食材コンシェルジュ兼ブログ編集長
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